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ゲスト:プリプレス課課長 M.K

大和グラビヤに入ったきっかけは?

大和グラビヤは3社目(の就職先)なんですよ。もともと出身が美大で、油絵専攻だったのですが…。油絵ってお金にならないじゃないですか。生きていけないので(--ll)。

大和グラビヤに入るまでの経歴を教えていただけますか?

1社目はデザイン事務所でした。いわゆるタイムカードのない世界で、机の下に寝て、終電は乗れないみたいな(笑)。1年半くらいやって「これは体壊すな」と思って辞めました。その次はオフセット印刷関連かな。1社目でMacを覚えたので、デザインとプリプレスの仕事をやりました。3社目が大和グラビヤで、初めてのグラビア印刷でした。オフセットとグラビアは全然違うなと思いました。考え方とかも違うし、出来上がり方も全然違うし、面白いなと思いますね。

プリプレスはどんな仕事をするところですか?

生産に入る一番入口の部分、ですね。プリプレスは2つの部署に分かれていますけど、一括して言うと、設計からデータの精査、処理、修正、(データがなければ)データ作成から分版までとなります。前半ではまだ具体的に発注がかかっていなくて、ものごとが柔らかい状態ですすんでいきます。それを形にしていって、お客様と何回かやりとりをしてOKとなったら、そこから後半は一気に生産ラインにのっていきます。つまり具体的に目で見えるようにするために、データをデジタル処理していく部署でしょうかね。

オフセット印刷とグラビア印刷は考え方も違う?

違いますね。2つあって、1つは最終的な製品の状態を考えて設計を行うところです。例えばデザイナーもお客様も、紙媒体の色でイメージします。だけど基本的なインクがまず違うから、イメージのかみ合わせが難しいわけです。紙の見本を出して「これにして」と言われても、基本的にその色は出せない。それを如何に近づけられるかという努力をします。もう1つ、もっと具体的に違うのは、分版という工程を必ず通ることです。例えばイラストレーターで設定された色の数値をそのままでは使えないので、必ず見本を見ながら、それにより近づく様に調整していくという作業を行っています。

職人的ですね。

機械はもちろんMacを使用しますが、基本的には影響されるものって、マシンのスペックじゃなくてその人のスキルなので。

結構考える要素が多いですね。

そうですね、多分。でも希望する人からしたらやりがいがあると思いますよ(笑)。自分の力になるっていうか。

一人前になるには時間がかかるのでしょうか?

一人前と呼べるのには3年程度必要ですね。さらに、ある程度製品を仕上げることができても、合否の判断ができるようになるには、おそらくその倍はかかると思います。

自分の力に対して早まった結論を出してはダメですね。

地道に自分のものにしていってもらえればいいです。1年半とかで「私には向かない」と言われると、1年半で何が分かるんだって思ってしまいます。確かにセンスによって向き不向きはあるんですけど、それを判断するのにもある程度の期間が必要なので。月並みなことを言えば、やる気があって続けられる人であれば、誰だってできる。Macを知らなくたってできる。実際「私Mac使えます」って言って入って、蓋を開けてみればネットを見るだけ、とかいう人もいました(笑)。美術系でなくても過去に何人も入っています。あとプリプレスのスタッフはデザイナーではないという現実をハッキリと理解して、仕事を仕事として取り組める人がいいです。でもやりがいはあると思うし、それを自分の身につけるっていうことが楽しいなと思える人であれば誰でもできます。

細かい作業だと思いますが、ミスをどうやって防いでいますか?

プリプレスはデザインの世界と違って個別作業ではないんですよ。一個の製品を仕上げるにあたって、作業する人、確認する人が必ずいて、一人だけしか関わっていないということは多分ないです。つまり団体作業なんです。検査のような作業が1回ないし2回は入ることになります。いろいろな人の手を入れて、それでもミスをしてしまった場合には、そのミスを繰り返さないようにしなければいけないので、そのための対策をとって継続していきます。

楽しかった、うれしかったエピソードはありますか?

犬山工場に引っ越したことですね。きれいなところでやれるようになって良かったなあと。トイレがきれいというのは女性にとって嬉しい事なんですよ。
あと、マッサージチェア買ってもらいました(笑) デスクワークですからね。

部署内でレクリエーションとかありますか?

バーベキューをやったりします。あとは、女子会みたいなやつを開いたりとか。まあ、女子しかいないんで(笑)。それぞれプライベートの関係からそんなにしょっちゅうはできないけれども、遊びに行ったりはしますよ。ちゃんと人間関係さえできていれば、全員参加じゃなくたって大丈夫。課内の仲はいい方だと思いますよ。

仕事をしていて良かったと思うことはありますか?

制作に苦労したものをたまたま店頭で見たときはうれしいものですね。ちゃんと形になっているんだって思うとやっぱり。私たちはデザイン担当ではないから柄に思い入れはないんですけど(笑)。苦労したものがちゃんと形になって、中身が入って店頭に並んでいるっていうことが、やっぱりうれしいなと。うれしくて商品を買ってくることもあります。逆に「あのシリーズずっとうちに入ってきていたのに、途中から入ってこなくなってこうやって新しいシリーズ出ているけど、どういうこと?」って言って買ってくる子もいます。「他社でやっているんだね、これ」「どういうことなんだろう一体?」って言って食べてます(笑)。