当業界の将来性と立ち位置

Report.01

パッケージ業界、軟包装材市場について

当社の業界は、一言で表すコトが難しい少し特殊な業界です。
「化成品製造における軟包装材のパッケージ印刷と企画」
に分類され、その中でもフィルムを中心とした軟包装資材の企画・開発・製造・販売を行う会社です。
ただ、言葉だけを見ても分かりづらいかと思います。
 
例えば、スーパーやコンビニの棚に置かれているレトルト食品や、
お弁当等に入っている醤油やソースの小袋、
詰替用のシャンプーや洗剤などのパッケージ(入れるもの)を作っているといえば
イメージしやすいのではないでしょうか。
「プラスチックフィルムを素材としたパッケージ」が、
当社が取り扱う製品になります。

 
「パッケージ」と言っても包装の分野は大変幅広く、
ダンボールからキャンディの個包装まで、その形状は様々です。
私たちの製品は「消費者向けパッケージ」で、
「市場で必ず目にできるもの」。

当社の製品にメーカーの内容物が詰められ、最終的に消費者の手元へと届きます。
 
非常に多くの方の目に触れながら、パッケージそのものに当社名が入っているわけではなく、お客様(メーカー)の名前が記載されています。
メーカー様の黒子や縁の下のチカラ持ち的な役割
ですのでイメージしづらいかもしれません。

また、私たちの業界は、時代のニーズにも敏感に反応します。たとえば
エコロジーの観点でも、非常に重要な役割を果たしているのです。
 
社会全体で、「ゴミをとにかく減らしましょう」という流れができてきました。
容器=ゴミになるものですから容量を減らしましょう、という動きです。
缶やビンやポリエチレンなどの硬器も再生可能ではありますが、ゴミの容量(総量)は減りません。
 
「ではどうすれば減らすことができるのか?」
そんな時に私たちの製品である軟包材に目がむけられました。
軟包材は中身が入っているとビン、缶と同じ大きさですが、中身を出せば容量は1/10程度になります。
詰替えという点ではさらにエコにもつながります。
 
パッケージ印刷・軟包装の市場は、東日本大震災の影響時すこし伸び悩んでいましたが、
2013年以降は復興への経済情勢も追い風となり上昇傾向にあります。
特に、コンビニエンスストアや大手流通グループ企業などの プライベートブランド商品の目覚ましい増加によって、
食品・日用品パッケージの需要は非常に高く拡大しています。
 
ただ、消費者ニーズの多様化・細分化に伴い、
パッケージに求められる要求レベル(機能性、品質など)は年々高まっています。
私たちは、お客様やサプライヤー様と積極的にコミュニケーションを図りながら、
新しい価値を提供できるパッケージを生み出していくことに主眼を置いています。
 
人々の生活に密接に関わるパッケージ。時代を映す鏡ともいえるパッケージ。
目立たないながらも、ひそかに社会に貢献している業界。それが軟包装業界なのです。

Report.02

業界における大和グラビヤの立ち位置と、将来性

軟包装市場はおおよそ1兆円前後の市場と言われています。
当社は規模でいえば中堅クラスに位置付けられ、業界では
「開発および技術に定評のある会社」と認識いただいています。
 
今後の人口減による消費縮小から、軟包装材の総量自体は減ることが予想されます。
ただ、エコの観点や社会情勢を鑑みると、
開発や技術を活かして需要を喚起することができると考えています。
当社の命題は、まさにそこにあります。
 
大和グラビヤには、創業60年以上培ってきたノウハウと技術力、そして、最新設備が整っています。
また、カートリッジパック(=CP。=当社ブランド商品名)
はじめとした自社製品の開発力を高めてきたことも、大きな強みでもあります。
 
元来、この業界ではお客様から「こういうものを作ってほしい」との要請があり、
契約から型を起こし、ご依頼主であるお客様だけに販売することが中心でした。
独自に包材を作り、自社で販売するということはありませんでした。

包材は、物流~消費者の元まで届けるため中身を保護する役割でしかありませんでしたが、目的によって今は機能も豊富で非常に精密につくられております。
「どこから切っても簡単に切れる、開封ができます」といった工夫がされているものもあります。
また、消費期限も今までは1週間ほどだったものが、包装に機能的な部分を持たせることで1カ月まで延長するなど包材の改良は日々なされているのです。
 
ちなみに少し裏側も。
このように、パッケージは追求していくと奥が深いことばかりなのです。
 
見映えの美しい印刷をしてしっかりと中身を加工する包材を製造するのは、
この業界においては当然のことです。
「大和グラビヤは印刷が素晴らしく写真の色がはっきり出ている」ことをご評価いただき、ご発注いただく時代もありました。ただ今では、印刷技術は各社均衡し、
国外の印刷レベルも高まり印刷だけで差別化を図るのは難しい時代と言えます。
 
そこで大和グラビヤでは新しいチャレンジを推奨し、
より生産効率を上げるパッケージフィルムの提案や、目的に合わせたより良い機能を提案することで、消費者アピールの面でもお客様のお力にならせていただいています。

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Report.03

アイデアでより便利に使ってもらえるモノを世の中へ…

当業界の商品は、ユーザ(消費者)の利便性を追求し改良に切磋琢磨しています。
ただ、画期的な軟包装材を新たに開発しても、すぐに採用に至るケースは稀です。
5~10年くらいかけて広がっていく包材も珍しくありません。つまり、世の中に認知され、受け入れてもらうには時間がかかる製品を取り扱っているとも言えます。
 
それでも私たちは、自分たちでアイデアを持ち寄りお客様に提案していこうと、
自社開発能力を高めてきました。ここ10〜15年の間、当社における開発能力も徐々に強化され、
ここ数年は若手社員が中心となり、開発現場を盛り上げています。
 
カートリッジパック(=CP)は、まさにその一例です。簡易性・利便性ともに優れた製品ですが開発から販売経路を見いだすまで、20年近い歳月を要しました。
私たちはその時間を決して無駄だとは思っていません。むしろ、世の中へ出すタイミングが早すぎるくらい新しい商品を開発できたと前向きにとらえています。
 
失敗することを恐れず、今もさまざまなプロジェクトに取り組んでいます。

創業60年の技術力は当社の誇り。
そこに既成概念にとらわれない発想力や、何ごとも恐れないチャレンジ精神が加わることで、大和グラビヤに新たな躍進がもたらされると考えます。
 
そうした意味でも、今後、当社に必要なのは若い人のチカラだと実感しています。
気力、体力だけでなく、技術力を磨き続けるひたむきさ、
視野が広く型にハマらない人間力。

そんな力を身につけた若い人たちが、当社の未来を明るく照らすことでしょう。
 
お客様の業種は多岐にわたります。食品、日用品、化粧品、工業製品。
当社はそういったお客様から得た情報やご要望に向き合い、成長の力に変えてまいりました。
 
例えば「環境配慮」、「機能性(開け易さetc)」。
お客様のニーズによって、パッケージの開発も変わって参ります。
当社は、 営業から企画、開発、製造までの一貫体制と従業員の誠実さとチャレンジ精神を活かし、それぞれのニーズに応え、時代を先取りした製品の供給を心がけたいと考えています。
 
業界自体は安定していますが、当社が目指すのは
業界の将来に左右されない「息の長い企業」。
そのためには様々な価値観や考え方を持つ人に集まっていただきたいと考えています。

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