社員ブログ   ブラ旅47

こんにちは♪

今週もブラ旅47ブログ、始まります!

※このブログは今年2月に取材したものです

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大和グラビヤのブランディング企画室が日本全国47都道府県の旅に出る企画、

略して「ブラ旅47」!

全国各地の食べ物やお土産や工芸品・・・それらを作っている人たちとの出会いや、
その体験で感じたことや得たものを旅の記録として綴っています。
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今回私が訪れたのは日本の中心「東京都」!

 

数多ある企業や店舗の中でブラ旅した先は蔵前の

「inkstand by kakimori(インクスタンド バイ カキモリ)」さんです♪

インクスタンドとは、同じく蔵前にあるオリジナルノートが作れる文房具屋「カキモリ」の姉妹店。

自分で好きな色のインクを作ることができるお店です。

 

大和グラビヤも印刷でインキを扱う会社。何かか通ずるものが。。。

ビビッと来たので取材に向かいます!

 

世界にひとつだけのオリジナルノートが作れる文房具屋からインクに特化したお店が誕生した経緯とは。

 

インクスタンドさんのことを知りたければ、まずはカキモリさんのことも知らなくては…!

 

ご対応してくださったプレス担当の岡本さんのご好意で、カキモリさんもご紹介して頂きました。

 

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1、カキモリについて

 

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浅草線蔵前駅から徒歩8分程の場所にあるカキモリ。
店内に入るとレジと工房を囲むように大量のペンやレターセット、インクやノート

などがきれいに整列され並んでいました。

さらにそれらを包み込むように配置された木目とカラフルな床板が目に飛び込んできます。

 

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このカラフルな床は文房具の色鉛筆をイメージしているのだそう。

ここから何か生まれそうな、創作意欲を掻き立てられるお店のつくりです!

 

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そんな店内の奥に進むとオリジナルノートが作れるコーナーがあります。

 

「携帯が便利で最近書くことが少なくなってきている中、どうしたら皆さんに書いてもらえるだろう。

愛着あるノートだったら持ち運んで書いてもらえるのではないか。

そういった考えで、世界に一つだけのオリジナルノートが始まりました。」

 

オリジナルノートはB6とB5の2サイズから選べ、表紙、裏表紙、中紙、リング、留め具を

自分の好みの素材で選ぶことができます。

 

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中紙は最大4パックまで選べるので、全部違う種類の紙でノートを作ることができます。
その他封筒やカレンダーを挟み込んだり、オプションで名入れすることもできたりと、

お客様で自由にカスタマイズできるので世界に1冊だけのノートができるようになっています。

 

オリジナル性が高く、相手をイメージしたノートを作れるので贈り物にも喜ばれるそう。

作る側も楽しく、贈られた側も嬉しくなりますね!

 

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作家さんが作られた筆記具。筆記具はひとつひとつ手作りなので、

その時に買わないともう出会えない…まさに一期一会です!

 

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カキモリオリジナルの顔料インク。

インクの名前はスタッフの方が考えているのだとか。
スランバーにカヌレ、ブルーモーメントにピンクレモネードetc…

どれも色と名前がリンクしていてセンスを感じます!
ちなみに見本のイラストもスタッフの方が描いたものだそうです。レベルが高いっっ!

 

 

「たのしく、書く人。」カキモリ。ブランドメッセージの通り書くことを楽しいと思わせてくれる、

ものづくりに刺激を与えてくれる場所でした。

 

 

そんな文房具屋さんから誕生したインクスタンドとはどんなところなのでしょうか。

ワクワクしながら向かいます!

 

 

2、インクスタンドについて


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浅草線蔵前駅から徒歩3分ほどのところにインクスタンドがあります。

向かって左側がお客様自身でインクを調色する「オーダーインク《SELF》」、

右側がお客様の希望の色をスタッフが調色する「オーダーインク《WITH》」と建物が分かれています。

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《SELF》はビーカーやメスシリンダーが置かれており、実験室を思わせる店内です。

床はカキモリの色違いで木目と白い床。

色をたくさん扱う場所なので、お店自体は白や黒にしてインクが映えるようにしているのだそうです。

グラデーションのように並べられたインクがモノトーンの店内に映えています。

 

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《WITH》の店内中央には量り売り用のインクが5色置かれています。

壁側にはガラスペン作家さんたちの作品が並びます。

 

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写真は藤田さんというガラス作家さんがカキモリのオリジナルガラスペンとしてデザインしたもの。

オーダーインク《SELF》で使用しているガラスペンと同じものです。
「ドイツ・ラウシャ村の美しいガラスを引き立たせる、シンプルで洗練されたガラスペン」

というオーダーに対して、願いを叶えたガラスペンを作成してくださったそうです。
実際に使わせて頂きましたが、ボールペンを握るような書きやすさを感じました。

(そしてこれが私のガラスペンデビュー!)

 

「それぞれの作家さんとお話しをしたことがあります。

そうするとお客様に作品の良さを伝えることができるので、

商品が多すぎないのは良いことかと。

愛着を持ち自信を持ってお勧めできるものだけ置くことにしています。」

 

 

3、インクスタンド誕生のきっかけ

 

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カキモリが誕生して4年、ノートを扱うようになった次は書く道具をということで、

代表の広瀬さんは最初はカスタムできるペンを考えていたそうです。

しかし工業生産品であるペンはロットが多くなってしまい、

大量生産しないとなかなかオリジナルのペンが作れませんでした。

 

「その当時お店も小さかったため、ちょっとペンは向かなかったのです。

それにペンよりも中のインクをオリジナルの色に変えられた方がワクワクするのではないか。

無限にある色からその人その人の色が生まれる方が、

インクに愛着が持てて書くことがもっと楽しくなるのではと思いました。

それにお客様からの『この色とこの色の中間の色が欲しい』といったお声もきっかけとなり、

ご自分の手元に納得行くまで色を作れる場所をという思いからインクスタンドが誕生しました。」

 

お客様とのコミュニケーションから誕生したインクスタンド。

来店するお客様の半分くらいが初めてインクや万年筆を使用するといった方が多く、

色を作れると聞いて来店されるお客様が多いようです。

 

 

4、地域との関わり

 

「蔵前に最近面白いお店がいろいろと増えていますが、もともと職人さんが多い街で

ものづくり系のお店が結構あるんです。」

 

そんな蔵前にあるお店同士、オーナー同士仲が良いところが多いのだそう。

 

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先ほどご紹介したガラスペンのペンスタンドですが、

近くのデザイン事務所さんに特注でお願いしたもの。

「ALLOY アロイ」というプロダクトデザイナーさんの事務所で、

普段はドアノブや什器を手掛けているのだそうです。

計算された角度やシンプルな造りがガラスペンを引き立たせています!

 

他にもカキモリのオリジナルノートで使用されている中紙は近くの職人さんに印刷していただいたりと、

周りのお店のご協力もあってお店が作られているのですね。

近くのカフェはスタッフの方が顔を出すと「あ!こんにちはー」と快く挨拶してくれるそうで、

地域の暖かいつながりを感じます。

 

カキモリ・インクスタンドもお店を通して蔵前の良いところを紹介しています。

 

地図

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店内に置かれている蔵前の町を紹介した地図です。何とすべて手描き!

この辺りで活動されているイラストレーター溝川なつ美さんに描いていただいているそうです。
その名も「カキモリのある町」。この地図を片手に、蔵前の散策をしてみたくなりますね。

 

レンタサイクル

 

カキモリでは自転車「トーキョーバイク」のレンタルができ、

蔵前やその他周辺の町を散策することができます。
スタッフの方も実際に蔵前周辺をレンタサイクルでツアーをしてみたそうです。

 

「レンタサイクルを始めると、お客様へ町のことを紹介するシーンが増えると思うのです。

ここのランチがオススメとか、この距離なら自転車で行けるので楽しめますとか。

そういうことは蔵前にお店を構える者として言えた方が良いですし、

何よりスタッフ自身も自転車で回ることが楽しいと思えた方がお客様も楽しいので。」

 

岡本さんの「スタッフも楽しめるものはお客様も楽しい」のお言葉がとても印象的でした。

 

こうして蔵前にあるお店として地域のお店とともに暮らし、

自分たちも楽しみながら地域の魅力を発信しているのですね。

 

 

5、今後の展望

 

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「書くことを楽しんでもらいたいということで、カキモリではオリジナルノート、

インクスタンドではインクを作っていただき販売をしていましたが、

どうやって使うのか、どういうシーンで書くのか、

店頭ではお伝えしきれなかった購入後のフォローもやっていきたいです。」

 

買っておしまい、ではないのですね。例えばどんなことをするのでしょうか。

 

「現在クラスルームというものを企画しているのですが、カキモリの奥のスペースで定期的に開催し、

インクを使ってオリジナル便箋を作ってみようとか、それを使って手紙を書こうとか、

ジャーナリングと言って書くことで気持ちを整理するといったことを行うなど、

書くことを楽しんでもらえるようなことを提案していこうとしています。」

 

ちなみにクラスルームとはワークショップと教室の間をイメージしているとのこと。

定期開催してお客様の参加回数は自由、慣れた人には更に楽しめるようなことを用意し

次のステップへ進めるような、強制ではないけれど継続性のあるワークショップだそうです。

 

「スタッフの間でも実際に便箋作りをやってみましたが意外と好評でした。

みんなが作ったものを見ましたが個性が出ていてすごく良いなと自分でも思います。(笑)」

 

オリジナル便箋作りが体験できるなんてすごく面白そうです!

こうした活動によって、書くこと・描くことに興味を持つ方がもっと増えると良いですね。

 

岡本さん、お付き合いいただきありがとうございました!

 

 

6、旅を終えて

 

今回初めて訪れた東京都の蔵前。都会のにぎやかな街並みとは違った、

個性的なものづくりのお店が並ぶ落ち着いた雰囲気の場所でした。

そんなものづくりの町蔵前に根付くカキモリとインクスタンドは

創造力に刺激を与えてくれる、また来たいと思わせてくれる文房具屋さんでした。

蔵前にもお店にもまた行きたいと思います!

 

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オリジナルインクとノートを作らせていただきました♪インクは大和グラビヤのグリーン。

オリジナルの万年筆は初心者の私でも使いやすいです!

オリジナルインクとノートについてはインスタグラムでもご紹介します、是非ご覧ください!

 

 

—————————————取材協力—————————————

 

カキモリ(蔵前)

〒111-0055 東京都台東区三筋1-6-2
【最寄り駅】
・浅草線 蔵前駅:A1出口徒歩8分
・JR浅草橋駅:西口徒歩10分
tel 050-1744-8546
mail: kakimori.kuramae@bungu.co.jp

※新型コロナウィルスの感染拡大による自粛の影響を受け、

営業時間の変更あり。(詳細はHPにて)

 

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inkstand by Kakimori

インクスタンド バイ カキモリ

〒111-0051 台東区蔵前4-20-12クラマエビル1F

【最寄り駅】
浅草線 蔵前駅:徒歩3分
大江戸線 蔵前駅:徒歩5分
tel 050-1744-8547
mail: inkstand@bungu.co.jp

※新型コロナウィルスの感染拡大による自粛の影響を受け、

営業時間の変更あり。(詳細はHPにて)

 

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次回は三重県!

素敵な「名脇役」について取材させていただきました♪

次回更新は4/3(金)予定、お楽しみに!



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